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生活習慣病

Lifestyle Disease

High Blood Pressure高血圧症

高血圧症とは

高血圧イメージ1

高血圧症は持続的に血圧が高い状態のことを言います。
血圧が高くても通常、あまり症状は現れませんが、身体の中では知らず知らずのうちに、高血圧の影響が広がります。

血圧が高いと血管壁に圧力がかかるため、無治療で経過すると血管が障害され、老化が進みます。血管は全身に張り巡らされているので、高血圧の影響は全身に及びます。

血管がたくさんある所ほどその影響を受けやすく、具体的には脳、腎臓、網膜などが挙げられます。 また、血液を送り出す際に負担がかかる心臓も高血圧の影響が現れやすい臓器です。それぞれ、脳梗塞、腎不全、眼底出血、心不全などのリスクになります。

高血圧の合併症を予防するために、早期から血圧が高くならないように気をつける必要があります。

予防と治療

日常気をつける習慣としては塩分制限があります。
塩分の摂り過ぎにより血液中の塩分濃度が高くなるため、からだは細胞内の水分を血液中に移行させて、塩分濃度を一定に保つようになります。

結果として血液量が増え、血管壁への圧力が強くなり、血圧が高くなります。

また、塩分の摂り過ぎは、血管を収縮させるホルモンの反応を高めることで、血圧を高くします。そのため、高血圧の予防・治療には塩分制限が第一です。 

また、肥満の場合は体重コントロールが重要です。
特に内臓脂肪型肥満では脂肪組織から血圧を上げる成分が多く分泌されます。そのため、体重を適正化すると血圧も正常に近づくだけでなく、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などの改善効果も期待できます。

塩分制限や減量だけでなく、運動習慣を身につけることもおすすめします。
運動は体重管理の点でも必要ですが、血行を良くして血圧を下げる効果があります。

ただ、血圧がかなり高い場合は、運動中に血圧が高くなり過ぎる可能性もあるので、無理は禁物です。 このほか、禁煙を心がけ、アルコールの飲み過ぎにも注意しましょう。

高血圧の治療目標

高血圧イメージ2
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検査方法

検査器機

左右の上腕・左右の足首にベルトを装着し、四肢の血圧を同時に測定します。検査結果はその日のうちに分かります。

Hyperlipidemia脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症(高脂血症)とは

脂質異常症(高脂血症)は血清脂質値が異常値を示す病気です。
血清脂質値とは血中脂肪濃度のことを言い、LDL-コレステロール(悪玉コレステロール)、HDL-コレステロール(善玉コレステロール)、中性脂肪の3つに分類されます。

この3つの値のいずれかがその範囲を超えた状態が脂質異常症です。

※ただし、LDL-コレステロールが140mg/dL未満であっても120~139mg/dLの間は「境界域」に該当し、 動脈硬化を引き起こす脂質異常症以外の病気(高血圧や糖尿病など)がある場合などは治療の必要性が高くなります。

血清脂質値が異常でも、通常は症状が現れません。症状が現れないにも関わらず、知らず知らずのうちに血管を障害し、動脈硬化となって現れます。 動脈硬化が進むと、心臓や脳などの血液の流れが悪くなり、突然、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などを発症し、QOL(生活の質)が低下し、時には命も左右されかねません。

脂質異常症と指摘されたら、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの発症を予防するために血清脂質値に気をつけておく必要があります。

予防と治療

脂肪分の多い食事をすると、コレステロール値が高くなり、動脈硬化の進行を早めます。
具体的には、動物性脂肪である肉や卵などの摂り過ぎに注意が必要です。また、中性脂肪は食事量が多過ぎたり、清涼飲料水またはアルコールを飲み過ぎたり、甘いお菓子を食べ過ぎると高くなります。

反対に、野菜などに豊富に含まれている食物繊維、魚油(とくにイワシなどの青魚)、豆腐などの大豆製品は血清脂質値を改善させ、動脈硬化の進行を予防します。

また、肥満の場合は体重コントロールが重要です。
体重が適正になると、脂質異常症だけでなく、高血圧や糖尿病などの改善効果も得られます。これらの病気はすべて動脈硬化の進行を早める要因です。

減量の効果は血清脂質値の改善だけにとどまらず、全身に好影響をもたらすことから、とても効率の良い治療法と言えます。

食習慣の面を改善するのと同時に、運動習慣を身につけることもおすすめします。
運動習慣は体重管理の点でも必要ですが、それとともにHDL-コレステロール(善玉コレステロール)を増やす効果もあります。

HDL-コレステロール(善玉コレステロール)は、血管壁に沈着したコレステロールを抜き取り、動脈硬化の進行を抑えるように働いてくれます。

Hyperuricemia高尿酸血症・痛風

高尿酸血症・痛風とは

痛風は「風が当たるだけで痛い」と表現されるほどの激痛が発作的に起こる関節炎です。
主に足の親指の付け根付近に生じます。

痛風発作の激しい痛みは数日間続き、自然に治まってくるのが普通の経過です。
そのため、痛風発作の原因である「高尿酸血症」を治療せずにいる人が少なくありません。

(高尿酸血症とは、からだの新陳代謝で発生する老廃物である「尿酸」が増え過ぎている状態ですが、自覚症状は現れません。)

高尿酸血症により体内で結晶化した尿酸は、関節や腎臓などに溜まります。
その関節に溜まった尿酸結晶が痛風発作の原因となります。

痛風そのものは自然に治っても、高尿酸血症を治療しないと痛風発作が再発したり、腎臓中の尿酸結晶が原因で腎臓病になったり、 尿路結石ができたりといった様々な合併症が起こります。また、高尿酸血症の患者さんはメタボリックトンドロームを合併し、動脈硬化が進行しやすい状態にあります。

予防と治療

痛風予防は高尿酸血症を治療することです。
そして、高尿酸血症の治療は痛風予防のみならず、合併症である腎臓病、尿路結石も予防できます。

肥満を是正し標準体重にする

肥満と判定された場合は、過食に注意し、標準体重に減量することが大切です。
減量すると尿酸値だけでなく、メタボリックシンドロームの改善に伴い、血清脂質値、血糖値、血圧が改善し、動脈硬化の抑制につながります。

減量するには適切なカロリーでバランスのよい食事を摂ること、そして適度な運動が重要です。運動強度が高すぎると、逆に尿酸値が高くなるので注意が必要です。

プリン体を多く含む食品の摂取は控える

肉や魚の内臓類に多く含まれるプリン体は、体内で尿酸に代謝され、尿酸は尿中に排泄されます。そのため、プリン体を多く含む食品の摂取は控えることが重要です。

十分な水分摂取

水分摂取が十分にあれば、尿量が増加するため尿酸の排泄量が促されます。
水分はできるだけ水、お茶、ウーロン茶などで摂取し、炭酸飲料、ジュースなどの糖分の多い飲み物はカロリーが高いので避けましょう。

アルコールを控える

アルコール類はそれ自体の代謝に関連して血清尿酸値を上昇させるので控えましょう。特に、ビールはプリン体を多く含むので避けましょう。

食事は3食規則正しく、
栄養バランスが偏らないようにする

主食(ごはん・パン・麺など)・主菜(肉・魚・卵・豆腐など)・副菜(野菜類)を組み合わせて摂るようにします。果物は果糖が多いので、摂りすぎに注意が必要です。

食塩の多い食品は控える

痛風を発症したことのある人は高血圧を合併する頻度が高く、味付けも、薄味を心がけることが重要です。

Metabolic Syndrome肥満症・メタボリックシンドロームとは

肥満症とメタボリックシンドロームはどちらも肥満のために起こる病気です。

肥満

「BMI」という尺度を使い、肥満かどうかを判定します。
BMI=体重(kg) ÷ {身長(m) X 身長(m)} で計算します。

BMIが18.5以上25未満であれば普通体重、18.5未満なら低体重で、25以上であれば肥満です。

肥満症

肥満症はBMIが25以上の肥満で、肥満に関連した健康障害がある場合、もしくは「内臓脂肪型肥満」で減量治療が必要な状態です。

肥満に関連した健康障害としては糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症(痛風)、心筋梗塞、脳梗塞、脂肪肝、月経異常、膝の痛みや腰痛、睡眠時無呼吸症候群などがあります。

「内臓脂肪型肥満」は内臓脂肪面積が100cm2以上のことを言いますが、一般的にはウエスト周囲径で男性85cm以上、女性90cm以上が該当します。

メタボリックシンドローム

肥満症と定義は似ていますが、動脈硬化に焦点を当てたものです。

予防と治療

肥満症やメタボリックシンドロームの予防や治療は減量が基本です。

食事で摂取するカロリー量をコントロールする

消費カロリーより摂取カロリーを少なくし、体脂肪減量を目指します。
極端に食事量を減らすとリバウンドが起こりやすくなるため注意が必要です。

栄養バランスが偏らないようにする

摂取カロリーをコントロールしますが、各栄養素の必要量は確保することが重要です。毎食「主食・主菜・副菜」をそろえるようにします。

その他の習慣

寝る前に食べない、よく噛んでゆっくり食べる、菓子などの間食やアルコール類を控える、運動をするといった、生活習慣の改善も必要です。

また、肥満に関連した健康障害に対する治療も同時に行うことが重要です。

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